源平の戦いの帰趨に深く関わり、南北朗では後醍醐天皇の危機を救って活躍し、織豊(しょくほう)時代には、鋼鉄艦「日本丸」を駆使して海洋に覇をとなえた、旧綾部藩主、維新後子爵の九鬼家。
 ここには、古くから神道(中臣神道)・武術(九鬼神伝天真兵法)・修験道(熊野修験道)の三つの伝承があったとされ、幾星霜にわたる風雪に堪え、紀州の海と熊野の山々に育まれて、今日に受け継がれてきた。
 そして、これらの伝承のなかには、歴史の消長と栄枯を超絶した、不滅の命脈が息づいているのである。

 

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九鬼神伝保存顕彰会